最近読んだ本から
ちょっと面白い本を何冊か読んだので書いてみます。
前回ちょっと書いた本です。
お菓子の話そのものもですが、メーカーの成り立ちとか、開店あるいは移転、閉店の経緯なんかがけっこうおもしろい。明治期だとやはり開拓使が入ってきた土地や鉄道網が重要なので、(失礼ながら)聞いたことのない小さな村や町のお店のお菓子がずっと続いているとか。あと、お弁当がわり(開拓事業の作業員は腹持ちするお餅やお饅頭を好んだ)のお菓子も多く、駅弁と一緒に売るため駅近辺で作られ、今でもその小さい駅でしか買えない、とか。
六花亭のホワイトチョコレートや石屋製菓の白い恋人は最後のほうにでてきました。それだけ新しいということですね。
すごくニッチな本かもしれないので、超おすすめ!とは言いづらいですが、北海道独自の歴史や文化も垣間見られて(パッケージデザインも、京都や東京の洗練とはまた違っておもしろいです)北海道に興味がある方に、こそっとおすすめします。
じつは萩尾望都のマンガを読むようになったのは、ここ数年のこと。有名な昔の作品も読んだことありません。この本も基本的に、最後の羽海野チカとの対談が目当てでした。
羽海野さん以外にも対談相手も有名なマンガ家ばかりなので、70年代の人気漫画家の本音がうかがえる面白さがあります。その後、現在とは状況がかなり違うのでその変化を自分で脚注にしながら読む感じ。
肝心の羽海野さんとの対談ですが、私はハチクロのラストがどうしても納得できない、と個人的に思っていて、実はあの続きがある(ともいえる)という話に溜飲を下げました。この部分だけでも、読んでよかったです。あのラストに納得している人には、どう感じられるかは...?
みをつくし料理帖シリーズのレシピとエッセイ、番外短編と、なかなか盛り沢山な1冊。
これまでの文庫本の最後にあった料理の写真と、取り上げられていなかった料理のレシピと写真がやはりうれしい。その料理の印象的な場面のセリフもあって、思い出してじーんとしました。
裏話的なエッセイにはわりに驚いたというか、人気が出ると著者にとってはやっかいなことが起こるものなんだなぁと。そういう経験もバネにして...と思うものの、最近の本編はヒロインを辛い目にあわせすぎ! と苦々しく思っているので、澪の作る料理を食べた人たちのように彼女自身をもうちょっと幸せにしてあげてほしいものです。




